ゆるり

まあどうせなら、たのしいことをかんがえよかな

幸せの痕跡のようにみえるものが、実は悲しみの証に他ならないことを悟った時

もう私はそれを直視できなくなる

 

邪気の無いものに、決して言い尽くせない悲しみがこもっていることを知る時

不憫さの余り抱きしめてやりたくなる

 

何の救いにもならないことがわかっていても

何かへの抗議のために、私はただひとり涙する

何故おまえはこの世に創られたのかと