ゆるり

まあどうせなら、たのしいことをかんがえよかな

もうひとり

仕事先の担当の方の娘さんが発達障害なのだと聞いた。

本人から直接、ね。

娘さんと電話をしていた。

私は最初、気の毒な話だ、と思いかけて、身構えたが、違った。

その方が娘さんの事を話す時、その方にはなんだか幸せや楽しみが溢れていた。

私が直感したほど、気の毒ではないのがわかった。

私も作り笑いではない、本来の笑みを浮かべる事ができた。

 

私の人生の気に入らないところを見つけては、眉間にしわをよせるのだが、

もうひとりの私、当事者の私は、案外、しれっと笑って過ごしているのかもしれない。